癒される心と体 -元気回復堂-

元気回復堂の自律神経理論:ポリヴェーガル理論について

当院の自律神経理論について

ここでは少し専門的になりますが、当院の「自律神経」に関しての理論を説明します。

自律神経を調整する院は沢山ありますが、それぞれの施術家ごとに「自律神経」の認識は微妙に異なります。

ここでは元気回復堂で考える「自律神経」についての解説をします。

ポリヴェーガル理論の採用

元気回復堂では自律神経の仕組みについて「ポリヴェガール理論」を採用しています。

ポリヴェーガル理論について

本来、正常な自律神経は「交感神経」と「副交感神経」によってバランスが保たれています。

  • 交感神経がONの時は副交感神経がOFF
  • 副交感神経がONの交感神経がOFF

この様なシーソーの様な関係です。

この自律神経の副交感神経(特に迷走神経)を「腹側」「背側」の2系統に分けることで自律神経を「3段階」からなるバランス調整系と考えた理論が「ポリヴェーガル理論」です。

1.安心・安全を感じ取れる環境の場合

「迷走神経(腹側)」が活発に働き社交性を発揮できる

2.緊張を感じる環境の場合

「交感神経」が活発に働き「穏やかさが失われる」事になる。

3.緊張度合いが「生存を脅かす」レベルになった時

「迷走神経(背側)」が交感神経にブレーキをかけ「凍り付き(固まり現象)・思考停止」を起こす(トラウマ)

トラウマによる影響

本来「1~2~3」を経て凍り付き・思考停止まで至るのは簡単ではありません。

ですが、過去に一度でも「1~2~3」を経験してしまうと、その後は緊張度合いが低くても「似たような状況」に遭遇すると、過去のトラウマ経験が「凍り付き・固まり現象」を引き出してしまいます。

これがトラウマの問題点です。

つまり「トラウマ」によって環境から安心を感じ取ることができなくなり、その状態から抜け出せなくなっているという事です。

では、これを当院の解釈に置き換えます。

正常な自律神経

正常な自律神経では「安心を感じ取れる心の領域=耐性領域」が幅広いので、多少の緊張(ストレス)があっても常に穏やかで社交性を発揮できます。

「交感神経」と「副交感神経」のバランスが取れている為、仕事などの活発な活動中は「交感神経が優位」「副交感神経は抑制」となり、一方で睡眠中は「副交感神経が優位」で「交感神経が抑制」といった様に状況に適応した神経活動が起こります。

トラウマを抱えた状態の自律神経

一方、トラウマを抱えた状態の自律神経はトラウマ経験による環境への不信感から「安心を感じ取れる心の領域=耐性領域」がとても狭くなっており、ストレスを受け止める余裕がありません。

これを当院では
「トラウマの活性化」
と呼んでいます。

「トラウマの活性化」は交感神経と副交感神経が同時に発火(過剰なON)している状態で「緊張」と「凍り付き」が同時に存在しています。

これが「痛みの深層」の正体です。

当院では特に「幼少期の生存に関わるトラウマ」が大きく関わっていると考えています。

そして、元気回復堂の「整体(エネルギー整体)」や「音叉療法」はこのトラウマを解放する事を主とした技術なのです。

>>次は「整体(エネルギー整体)」について

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