TFT療法:思考場療法について
TFTとはThought Field Therapyの略称で日本語にすると「思考場療法」です。アメリカの心理療法家ロジャー・J・キャラハンによって開発されました。短時間で精神的な苦痛を取り除く療法として世界的に高い評価を得ており、古くはチェルノブイリ原発事故から9.11の事件まで、余りに大き過ぎる心の傷を負った被災者の精神的苦痛を取り除く事にも貢献しています。
最近ではカウンセリング等の医療分野での活躍に留まらず、教育/スポーツ/ビジネスといった様々な分野でのメンタルケア/モチベーションコントロール、そしてストレス管理法として活用されています。
「短時間で」「誰にでもできる」という敷居の低いTFT
TFTの最大の特徴は「誰にでもできる」という敷居の低さです。過去に日本で話題になった「催眠療法」や「NLP」といった非常に高い技術を必要とする心理療法とは違い、学んだその日から自己ストレスの管理手段としてTFTを活用していく事が可能です。つまり、TFTは今までのような「専門家による施術」という前提ではなく、「自分自身によるストレス管理」という「セルフメディケーション」の1手法なのです。
「ツボ」のタッピングによって心理的な問題を取り除くTFT
TFTの特徴は「身体のツボをタッピングする」という独特の方法です。向き合うべき問題をまずしっかりと見極め、その症状に適切な「ツボ」をタッピングする事によって問題を克服する。日本には余り馴染みのない方法ですので「?」と最初は感じる方も多いですが、TFTの基本アルゴリズムによる効果は75%~80%と高い数値を記録しています。
強い思い込みや囚われた感情を開放するのがTFT
「思考場療法」とはシンプルに表現をすれば「囚われた感情を開放する」という事です。私達は何か問題を抱えている時、どうしてもその問題に意識を集中してしまいます。例えば、仕事上で何か問題が起こった時、前向きに物事を考える事は中々できません。どうしても悪い方向に考えが進んだり、過去の選択を悔やんだりと、「心の苦痛」を増長される方向に流れが向かいがちです。この「苦痛の循環」へと向かわせる要素を「思考場のトゲ」と呼びます。思考場のトゲがあればある程に つまり「ストレス」が「新たなストレス」を生み出してしまうのです。
この状態では何もうまくいきません。「心の苦痛」が「身体の苦痛」へと広がるだけです。この場合、TFTは「一番最初のストレス」を対象として働きかける事で、「ストレスの連鎖」を防ぎ、心理的な苦痛を取り除きます。
「腰痛」「肩こり」の場合も同様です。
TFTの特徴について
TFTは誰でも簡単にできる療法として非常に効果的です。また、それ以外にも沢山のメリットがありますのでここでご紹介をします。
1.広範囲の問題に対応
TFTの対象となる問題は非常に多岐にわたります。
| トラウマ(心的外傷) | 不安 | 恐怖症 | 依存的衝動 | 恥 |
| 困惑 | ストレス | 怒り | 悲しみ | 罪悪感 |
| 抑うつ | 身体の痛み | パニック |
上記のような、広い範囲の心理的問題に対応します。
タッピングによる変化は個人差がありますが、ケースによっては90%以上の人に効果があったという報告もあるようです。
2.年齢に関係がない
TFTは、問題を思い浮かべたり、不安を感じているなど問題の状況の中でツボをタッピングするというシンプルな方法なので、赤ちゃんからお年寄りまで年齢に関係なく使うことが出来ますし、ペットにも変化が観察されることもあります。
自分をコントロールするように信じ込ませたり、感じ方を変えようとすることを必要としないため、赤ちゃんやペットにも変化が期待できるのです。
3.副作用がない
軽くツボをタッピングするだけなので、副作用というものはありえません
4.効果が早い
多くの場合変化は、タッピング直後から15分程度です。あまりにも急激な変化のため、「タッピングをして気がまぎれたから」とか、「最初から問題はなっかった」と言う人も少なくありません。
5.場所を選ばない
TFTは道具を必要としないことと、副作用の心配がないため、タッピングの順番さえわかればいつでもどこでも行うことが出来るため、メンタルセルフケアに大変有効な方法です。






