癒される心と体 -元気回復堂-

認識は過去に規定される

こんにちは。

今日はなぜ外界から得た情報は同じでも意味づけが違うのかをお話します。

なぜ同じ出来事でも意味づけ(受け取り方)が違うのかその答えは・・・

それは・・・

「該当する出来事に対する過去のデーターが同じではないから」です。

と言って言っても「何を言っているのかわからない」とあなたは思っいるかもしれませんね

実は、あまり知られてはいませんが、私たちが毎日みているものは過去です。

過去に経験したことがないものつまり、これまでに見たことも聞いたことない全くデータがないものは私たちは見ることが出来ないのです。

これについてはこんな例があります。

インカ帝国がスペインに滅ぼされた時の話です。当時のインカ人達にはスペインの大型帆船を見ることができず、スペイン人が海上を浮遊して渡ってきたように見えたそうです。

なぜインカの人達は大型帆船が見えなかったのか?

インカの人達にとって船とはせいぜい乗れて3人のカヌーであり3本マストの大型帆船など見たことがなく想像すら出来なかったからです。

また時代は少し下りますがハワイ諸島を発見したジェームズ・クック(キャプテンクック)も同じ様なエピソードを報告しています。

食料の補給のために寄った南方の島の原住民は最初、クックが乗ってきた大型帆船がみえませんでした。

しかし帆船の形や大きさを詳しく説明したらだんだん見えるようになってきたそうです。

現代の私達も同じです。過去に経験も知識もないものは「有っても無い」のです。

人は自分の過去の経験や知識をもとに出来事の意味づけを行います。

世の中に自分と全く同じ経験や知識を持っているという他人はいません。

だから認識に違いがあり同じ出来事の中にそれぞれの事実があるのも当然なのです。

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